まだ夏のピークじゃないって信じられないんですけど。
天気予報士さん、早く言ってくれ!
ここ最近気になったこととか
ボルジアの血脈
7/30からバンド・デシネ『ボルジアの血脈』のクラファンが始まりましたね。
サウザンコミックスから出版されている本はいくつか持っていて、今回の『ボルジアの血脈』はホドロフスキー作、マナラ画というタッグで制作されたスペインの名門貴族ボルジア家の破滅を描く美しくも残酷な作品みたい。
ホドロフスキーって作品の中で「精神的な開放」を重視してる印象なので、こういった血みどろエゴだらけの物語をどう脚色するのか気になってます。
moofju
プレステ風ローポリで日本っぽい世界のアニメーションを作ってる方。
どうやらゲームを作ってるような発言もあるので、今後進捗を追っていきたい。
走り回りたいと思える良い世界とキャラクターの動きなんですよねー。
patronも募ってるので、気になった人は支援してみては。
ポケポケ金銀
リリースしてから約1年経ってようやく金銀パックが出ましたね。
僕は金銀までしかシリーズ作品を遊んでいないので、これまでよく知らないポケモンたちを集めてきたけど、やっぱり知ってるポケモンが出てくれるのは素直にうれしい。
メダルとかデッキシールドとかほしかったので1ヶ月だけ課金しました。
スマホゲームに課金するの10年ぶりくらいかも。
このゲームには持ってるカードのイラストをなにかグッズに転用できるサービスが出てきてくれないかなと期待している。
UTとのコラボで好きなカードイラストのTシャツ作れる、みたいなこと。
それと、今後のアプデで星2のカードも交換できるようになるかもしれないので、もし虹枠のダークライex持ってる人いたら交換してください。
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虹の戦士
友人にヘンカイパンの感想伝えた流れで勧められた本。
インディアンの間で伝わってきた自然や動物と共存していくための心構え的な話を童話にしたもの。
ヘンカイパンの作者であるエルド吉水氏が、資料に使った本をいくつか上げている中に、虹の戦士の著者の本もあったので、
根っこでは繋がってる部分があるんだなと思った。
加速する資本主義と人間が到達できるテクノロジーの限界、そして消費し続ける資源を考えると虹の戦士への道のりは非常に遠く困難な道だなと感じた本だった。
我々は物質的な豊かさや、利便性による「幸せ」への認識を改めないと虹の戦士で言うところの自然との共存は遠くなる一方だろう。
以下今週見た映画です。
タイトル | 監督 | 視聴手段 |
---|---|---|
![]() | クリス・コロンバス | U-NEXT |
![]() | ダニー・ボイル | U-NEXT |
![]() | ミシェル・ゴンドリー | U-NEXT |
![]() | 森田芳光 | U-NEXT |
![]() | アラン・テイラー | U-NEXT |
魔法少女山田 | YouTube | |
![]() | アリク・サカロフ | U-NEXT |
![]() | アレクサンドル・ポンセ、ジルパンソ | U-NEXT |
教皇選挙 | エドワード・ベルガー | Amazonプライム |
Flow | ギンツ・ジルバロディス | Amazonプライム |
![]() | チャンドラー・レバック | U-NEXT |
![]() | デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン | U-NEXT |
![]() | ロバート・ゼメキス | U-NEXT |
今週のシネマインプレッション
ずっと見たかった『アイ・ライク・ムービーズ』が配信されていたので、早速鑑賞しました。
ジャケットを見たときから『ゴーストワールド』に通じる匂いを感じていて、
その予想を裏切らず、非常に好みの映画でした。
これは近いうちにBlu-rayを購入すると思います。
ぜひ部屋に置いておきたい。
舞台となっている2003年、僕は小学校6年生、あるいは中学に入ったばかりの時期でした。
ローレンスほど映画に傾倒する映画小僧ではなかったものの、娯楽の選択肢としてレンタルビデオ店へ足を運ぶのはごく当たり前の行動でした。
友人の家に泊まりに行った際、夜中に外出できる数少ない理由の一つでもあったからです。コンビニ以外で夜遅くまで煌々と輝き、気軽に立ち寄れる場所として、レンタルビデオ店は特別な存在でした。もっと幼い頃には家族によく連れて行ってもらい、毎回のように『ジュマンジ』を借りていたなーなんて記憶も蘇ります。
この作品を見てそうした忘れていたレンタルビデオ店に関する記憶を呼び起こされました。
また、時代感を象徴するキャラクターとして、店長のアラナが良かったです。
ハイテンションで親しみやすいが、口が悪くなる一面は、まさに00年代の社員像に根ざしたキャラクターだと感じました。
この時代の人はピザを持って踊りそうですよね。
物語の主軸であるローレンスの成長が、前向きな形で描かれている点も安心感を覚える要素でした。
見終わった後「映画が好きだ」と言いやすくなる、あるいは、もっと積極的にその思いを発信していこうと思える、そんな力を持つ映画です。
社会にうまく馴染めず、不器用でシニカルな視点を持つという点は、『ゴーストワールド』と共通する、分かりやすい接点でしょう。
イーニドにもローレンスにも端々に自分を重ねるところがあって、
それはおっさんになっても根っこがあまり変わっていないから(側をなんとかするテクは年とともに身につきますが)
この映画も深く刺さるのだと考えます 。
ただ、この作品で『ゴーストワールド』と違ったのは、きちんと友人との溝に向き合って(きちんと非を認められて)いる点です。
そして、アラナとの関係が相互に影響し合っているものの、絶妙な距離感のまま終わるのも良い点だなと思いました。
この関係性は、イーニドとシーモアの関係性とは逆のアプローチであり、それが本作の作り方にも影響を与えていることがよく分かります。
時代設定は2003年ですが、登場人物たちの関係性の描写は、むしろ2020年以降の現代的な感覚に近いと感じます。
また、2001年の『ゴーストワールド』と2022年の本作の間には2017年の『レディ・バード』への影響も感じました。
現代的な感覚や、強く主張しない程度に女性視点であることなど、00年代の雰囲気との塩梅が上手い映画でもあります。