楽しみに待ってたガンニバルシーズン2が配信されて、どうせなら最初から見直そうとシーズン1から毎日見直してた週だった。おもれ~~~
シーズン2の2話まで見て、このペースで見ると週一配信に追いついてしまう。
ネトフリみたいに一気に全話配信しておくれよー。
あとSwitch2。PCを買う目的がゲームだけならSwitch2でも代用できるくらいすごいハードになってきた。
もう年単位でSwitch触ってないし、今後発売されるタイトルで目を引くものもないけど、数年後にSwitch2を買ってるような気がしてる。
タイトル | 監督 | 視聴手段 |
---|---|---|
![]() | ルーカス・ドン | U-NEXT |
ミッドナイトムービー | スチュアート・サミュエルズ | レンタル |
Girl/ガール | ルーカス・ドン | U-NEXT |
![]() | オリヴィエ・アサヤス | U-NEXT |
ウェンディ&ルーシー | ケリー・ライカート | Amazonプライム |
ガンニバルシーズン1 | 片山慎三 | Disneyプラス |
今週のシネマ・インプレッション
特に印象に残ったのはCLOSE/クロース。
誰にも邪魔されるべきではない二人の親密さや関係が、ある種社会に迎合しようとしたことで徐々に取り返しのつかない展開になってしまうまでを丁寧に描いていて、今年入って見たなかで最も好きな作品になった。喪失のあとに流れる日常が穏やかで、なんでもない日常なのがより悲しさを感じられる。ほんと、映像や描かれる世界は明るいのにそれまでの展開によって見てる人の心を真逆に引っ張ってくるのすごい。 二人の少年の無垢さも素晴らしい。
僕は最も好きなマンガとしてGOGOモンスターをあげていて、CLOSEは違った視点からの子供の描き方だけど、どちらの作品に出てくる子供も自分の中にあるもので、奥底にある少年時代の記憶を掬ってくれる映画だった。
ミッドナイトムービーはホドロフスキーのエル・トポから始まった真夜中に上映される後にカルト的人気になる映画たちの時代背景を語ってるドキュメンタリー映画。過激な表現がまだ表に出てきてない時代に、映像表現の過激さが真夜中という一部の人たちだけで共有している時間、空間、そしてマリファナが底上げした共感性によってめちゃくちゃウケて巨大なムーブメントになっていて、その一体感たるやさぞかし楽しかっただろうなと思った。インタビューを受けてた当時の観客が「週5で看護師をして、週2で映画館へ行くの。そうやってバランスをとってるのよ」と言ってる人がいて、当時の彼らにとって真夜中の映画館がどれだけ魅力的で、社会への不満を代弁してくれるものだったかわかる作品だった。エル・トポ以外に唯一見ていたハーダー・ゼイ・カムが6年間も上映されていたのに驚いたし、さらにロッキー・ホラー・ショーは10年もの間上映され続けたのにもさらに驚いた。
CLOSEがあまりにも良かったので同監督作品ということで見たGirl/ガール。女性として生きている体が男性の主人公が、女性友達に性器を見せるシーンはイジりの程度的にも、友達の誕生日という付加状況的にもありそうだなと思った。ジェンダー問題に苦しむ10代、それに対して理解のある親ではあるけど衝突、そして学校内での何気ないクラスメートや先生からの差別によってどんどん内に籠もっていく生々しさはあった。
なんでマイリストに入れたのか忘れたイルマヴェップは上手く行かない映画撮影の徐々に現場が混乱していく様子を描いた作品で、作中でもキャラクターがアメリカ映画批判をしていたけど、まさにお金をかけた大衆映画に対するアンチテーゼ的なフランス映画だった。あと衣装製作担当のナタリー・リシャールのアンニュイなキャラクターが素敵だった。タバコ吸いながら衣装のチェックをしてるところや、やる気あるのか無いのかわからない目がよい。
今週最後に見たウェンディ&ルーシー、ケリー・ライカートの物語の切り取り方って青年漫画的でどの作品も好きで、この作品もウェンディの万引きからズルズルとすべての可能性が閉ざされていく感じとか、その不安の中で知り合った警備員とのやりとりとか、全体的に物語に引き込む力があんまり無いように思えるんだけど、なぜか引き込まれる。ウェンディのキャラクターなのか、閑寂な町がそうさせるのか。うまく言葉が出てこないけど、派手さや物語が大して進まないところもすべてが絶妙なバランスでできていた。
本棚の側面にはRIP SLYME
色々あって3人体制だったRIP SLYMEが1年間限定で5人で活動再開し、1年後は活動休止になるというニュースを読んだ。
素直にまた5人で活動してくれて嬉しい。1年後に活動休止なのは残念だけど、色々あったときにPESが言っていた「5人でありがとうございましたしたかった」が叶うだろうし、3人で数年藻掻いた結果、切りよく1年で終わらせようという決断になっただろうところに気持ちよさを感じた。
そういうコミュニケーションを時間をかけて取ったんだろうなと思えた。
穿った見方をすれば印税問題がーとかあるけど。まあまあそこはいいじゃん、仕事だし。
RIP SLYMEは、小学5年生の僕にとって初めての”かっこいい”音楽体験だった。人生で最初に買ったCDは『Blue Be-Bop』で、今でもたまに当時の曲を嗜むくらいには好きで、僕の好きなものの根底には、RIPの音楽やジャケットの赤塚風キャラクター、独特の色使いがある。
子供の頃見てたRIPはオシャレでふざけた大人たちの完成形に見えて、嫌なことは凪みたいにスラーっと避けて楽しいことだけしてようよ!みたいな雰囲気を感じ取っていたのかも知れない。
そう思うと今たいして働いていない自分はRIP SLYMEのふざけた大人の表面だけ切り取って体現してるところがあるのかも。いえーい。
僕(90年生まれ)が小学生の頃は、クラスで数人の子が携帯電話を持っていて、その子たちを中心にRIP SLYMEが流行っていた。兄や姉がいて上の世代のカルチャーを摂取できる子か、携帯電話を持たされているような、ちょっと背伸びしている同級生が多かった気がする。
自分もRIP SLYMEをたくさん聴くことでその輪に入ろうとしていたのを思い出す。
放課後公園で遊んでいるときに「歌詞がエロい」みたいな話題で盛り上がってた記憶がある。
一番思い出深いのは図工の時間に作った2段の本棚。漫画本だと上下で20冊くらい入るサイズだった。
電動のこぎりで切って、ヤスリ掛けてニス塗って、各パーツを組み合わせて作った本棚。
左右は長方形の一部を斜めにカットされている5角形で、その左右の面に好きな絵を描いていいというものだった。
自分はデザインに迷うことなくRIP SLYMEのBlue Be-Bopのジャケットを採用することにした。
ジャケットの表紙はポップな焚き火のイラストで、ジャケットをめくると焚き火が消えたイラストだったので、左右にそれぞれのイラストを描いた。
当時摂取していたもののなかで何よりもオシャレだと感じていたものを採用する自分はイケてる!と強く思った。
しばらく実家の机の上に置いて飾っていたけど、引っ越しのタイミングで捨ててしまったので、今はない。
そんな子供の頃の思い出が残っていた中でPESと他のメンバーの揉め事が話題になった時期(2021年)、「あーもう5人のRIPは見れないかー」と思ったのと同時に図工の時間に作った本棚の事を思い出した。もはやRIPのCDは一枚も持っていないけれど、あの時感じたRIP SLYMEというパッケージのおしゃれさ、そのデザインに惹かれたときの感覚を忘れないように、今の本棚にもBlue Be-Bopのレコードを飾っている。
これだけRIP SLYME好きとか書いたけどライブに行ったことは一度もなくて、もっともライブに行っていた時期でもフェス等で見れる機会はなかった。
最後に5人のRIP SLYMEが見れるタイミングでライブに行けたらいいなと思っている。
クリスマスとかワンマンやってほしいね。
本ページの情報は2025年4月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
※本記事には、アフィリエイトリンクが含まれています。
当サイトのリンクからU-NEXTへご登録いただいた場合、当サイトは一定の報酬を得ることがあります。
なお、サービスの評価や感想は、筆者の実際の利用体験に基づいて公平に記載しています。