4月13-19日に見た映画 スマイルセールで迷ってる物

5年くらい使い続けてるPCの電源を交換した。ここ1,2年くらいで勝手に再起動してるみたいなことが増えた気がしたので、そろそろ買い替えなきゃなーと思っていたんだけどね。こういうのって先延ばしにしがちでなにかあってから後悔するよね。重たい腰を上げて交換したよ。
ディドロ効果とまでは行かないけど、ちょっと高い買い物したらあれもこれもーって欲しいものが増えた気がして、えースマイルセールじゃーんとノリで買いそうになったけど今のところ踏みとどまってる。来月もスマイルセールやってくださいよーアマゾンさん。

タイトル監督視聴手段
オリ・マキの人生で最も幸せな日ユホ・クオスマネンU-NEXT
スローターハウス5ジョージ・ロイ・ヒルU-NEXT
ローマの休日ウィリアム・ワイラーU-NEXT
ネオン・デーモンニコラス・ウィンディング・レフンU-NEXT
勝手にしやがれジャン=リュック・ゴダールU-NEXT
心と意識と 幻覚剤は役に立つのか 第1章LSDアレックス・ギブニーNetflix
砂の器野村芳太郎U-NEXT
関心領域ジョナサン・グレイザーAmazonプライム
ガンニバル シーズン2-7話片山慎三Disney+

今週のシネマ・インプレッション

先週のコンパートメントNo.6からユホ・クオスマネン監督作品のオリ・マキの人生で最も幸せな日を見た。中盤の自転車のシーンがいいねえ。松本大洋のZEROで描かれる男の世界よりも視点が広くて、これはこれでいいなと思えた。妻が人間として出来すぎていたね。ホモソ的な空間で邪険に扱われても文句一つ言わないし、チャンピオンになろうがならないが私はどっちてもいいのよというスタンスは現代的だなとも思った。オリも勝つことにそこまで注視してないというか、もちろん勝つために死ぬ思い出減量してたんだけど、試合が終わったあとの方が溜飲が下がった顔してて人生こっちもアリだよねってところで終わるのが気に入った。
なんかSFでも見るかと思ってヴォネガット原作のスローターハウス5を鑑賞。高校生の頃に読んだけどなにもかも忘れていたので、こんな話だっけ?と思いながら見た。思っていた以上に戦争と密接していて個人的に皮肉たっぷりのユーモアあふれるヴォネガット像ってところからは少し離れた印象を受けた。物語後半の思想では死を超越している悟りのシーンは良いですね。
次はローマの休日。おもれ~~~~~。物語は問題提起と解決の繰り返しってなんかの本で読んだけど、お手本のような問題提起だった。新聞社がネタを売るかどうかも徐々に心の動きを表していてわかりやすい映画でした。オードリー・ヘップバーン美しい。
白黒だったり割と淡白な色使いの映画が多かったので、パキッとした色使いの映画でも見ようと思って見たレフンのネオン・デーモン。ストーリーはそこまで刺さらなかったけど、中盤までの映像のかっこよさよ。遺体安置所の奥行きのあるシンメトリーのシーンとかかっこよすぎる。三角を強調した明滅シーンも。何度も見たのが広角で撮影されてる化粧室歩いてるところ。鏡の向こう側には下手な化粧をした顔になってるシーン。広角故の画のゆがみみたいなものに不思議な浮遊感があった。サスペンスとしてはラストナイト・イン・ソーホーのが楽しめたけど、印象に残ったショットはこっちのが多かった。
で、ゴダールの勝手にしやがれ。以前ゴダールの遺作?のイメージの本を見てちょっと最初に見る作品じゃなかったわとなったので他のも見てみることにした。今知ったけどこれ長編映画の一本目っぽいな。最後と最初見たのか。映画史さっぱりなんだけど、いつ頃から車の中の映像って今っぽくなったんだろうか。この作品はすでに運転中の映し方も今とあまり変わらないショットだった。もしかしてゴダールがパイオニアなの?ヒロインのジーン・セバーグはショートカットがめちゃくちゃ似合うねえ。ゴダール作品は全部見るつもりだけど、次はもうちょい油のってる頃の作品も見てみたくなった。
映画ではないけど箸休み的に1時間くらいのドキュメンタリー見ようと思ってネトフリで見た心と意識と 幻覚剤は役に立つのか。とりあえず1話のLSD回だけを見たけどLSD概要って感じでわかりやすくまとまってると感じた。知覚の扉やラム・ダスのビー・ヒア ナウでもサイケデリックの知識はかいつまんで説明されていたと思うけど、ホフマンが発見したあとの国の動きや経路などは自分のなかで上手くまとまっていない情報だったので知れてよかった。60年代もぼんやりとしかわかっていなかったから。これ見てますます興味がでました。ふと疑問なんだけどこのドキュメンタリー原作を作ったマイケル・ポーランみたいに日本ではLSDの研究ってどういう動きをしているんだろうか。未規制のものを入手して個人が自己実験してる、あるいはパーティドラッグ的な扱いをしているだけじゃなくて、精神疾患に対しての実験と研究を日本でもやったらいいのに。別に嗜好品として広まる必要はないと思うけど、僕が死ぬまでには末期患者に対してサイケデリック体験がすんなりできる日本になってほしいよ。
ツイッター見てたら小島秀夫が砂の器を勧めていたので見た。これも問題提起が上手い。2時間以上の作品だったけど飽きずに楽しめたし、ラストの父子の旅のシーンはこころ動いたよ。ハンセン病に関しては神谷美恵子の本を読んだくらいしか知識がないので、差別の片鱗と解決した問題だという啓蒙をこんな名作でやってるのはすばらしいと思ったね。前半特に望遠で圧縮させてるショットがいくつかあって、とても印象的だった。車が道路沿いに並んでるのとかかっこよかったなー。
今週ラストは関心領域。なんとなく話題になっていたのは感じてたけどどんなストーリーなのかさっぱり知らずに見た。地獄の真隣で平和に暮らしてる美しい映像が淡々を描かれていて、映像が美しければ美しいほど、日常が日常であればあるほど違和感を大きく感じる映画だった。途中で祖母がいなくなったのは真隣で行われてる地獄に目を背けられなくなったからなんだろうけど、こういう感覚のキャラクターが一人いるだけでグッとリアルに感じる。次の日に祖母が残した手紙を母が読んで表情を変えずに焼却炉へ放り投げるシーンとか人間を感じてかなり好きなシーンだった。アウシュビッツ収容所というわかりやすいものが隣にあるから母親の行動にある種の非道徳を感じるんだけど、今暮らしている日常にも手紙を焼却炉へ投げたように無視してることがたくさんあって、無視して生活や身の安全を確保して生きているんだろうなと思った。ある範囲では無痛でいないと生きていけないこともある。歴史的に見てヒトラーって悪魔的な扱いされてるけど、関心領域くらいのいち家族にフォーカスすると(ゴリゴリの軍関係者なんだけど)朝学校へ行くために家を出る子供がヒトラー万歳といいながら出ていくシーンもあたりまえの日常だったんだろうなと思った。
配信ドラマも記録するか悩んだんだけど、一本1時間くらいあるし、ドキュメンタリーもちょくちょく見るので記録していくことにした。
シネマインプレッションじゃねーじゃんというツッコミはなしでお願い。
ガンニバルシーン2の7話。全8話なので残すところあと1話なんだけど、村人、後藤家、警察、あの人、群像劇的な面白さになって、どう収束するのか楽しみ。怪物との派手な戦闘とかあるのかなと思ってたけど、結構しっぽり終わりそう。大吾が覚醒してブチギレるシーンは中盤がピークっぽい気がする。それにしても面白すぎる。早く水曜日になってくれ!

スマイルセールで気になってるもの

近い内に買うと思うもの。 優先度はHDDケース最優先かな。 フィットネスバイクは夏前くらいまで欲しい気持ちが続いていたら買うかも。

ORICO HDDケース

アルインコ フィットネスバイク

 

本ページの情報は2025年4月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
※本記事には、アフィリエイトリンクが含まれています。

当サイトのリンクからU-NEXTへご登録いただいた場合、当サイトは一定の報酬を得ることがあります。
なお、サービスの評価や感想は、筆者の実際の利用体験に基づいて公平に記載しています。