タイポグラフィの本ってどれもかっこいいけど、僕はデザインをやってるわけでもないので必要ないなとスルーしていました。
・・・していたんですけど、今回のタイポグラフィは見逃せませんでした。
まさしく「本棚に置いておきたい本」だったので買いました。
アーケードゲーム・タイポグラフィ ビットマップ書体の世界
こちらは実際にゲームで使用されたビットマップ書体の収集本です。
かっこいい・・・
1970~90年代のゲームの世界で生み出された、ビットマップ書体が収集されています。
著者はMonotype社書体デザイナーの大曲都市氏。
中身は様々なゲーム作品で使用された書体サンプルが載っていて、ゲーム画面の画像とセットで紹介されています。
パックマンみたいなメジャーなゲームもあれば、ライトゲーマーの僕には見たこともない作品で使用された書体も収録されています。
アーケードゲーム世代の方たちにはなつかしいと感じる一冊でしょう。
右ページの『麻雀Angel Kiss』の背景にいるthe・90年代のキャラデザ最高ですね。
ほそぼそと進めてるデザイアというゲームのキャラも時代を感じるデザインで見ていてなんともいえない懐かしさに襲われます。
厳しい制約のなかで作られる様々な文字
紹介されている書体は8×8から32×32までのバリエーションで作られています。
中でも8×8という少ない範囲でもさまざまな書体が作られていたのには驚きました。
8bitの音楽もそうですけど、制約がある中で作られたもの特有の良さを感じますね。
ものづくりでビットマップ書体を使っている方にはおすすめできます。
こういう収集本から参考にできると悩む必要なくなりますからね。