オーディオインターフェースからの音をaptx-low-latencyで無線にしたらほぼ遅延無しになった

着々と世の中が無線(ワイヤレス)へと移行している中、有線で過ごしていた僕です。
ちょっと試したくなって無線環境を取り入れてみました。

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この2つの機材を導入して、オーデイオインターフェースから出ている音を「ほぼ遅延無し」で無線にしています。
この2つの機材がどういうものなのか、なんでこんな回りくどい方法で無線にしているのかを下記で説明していきます。

TT-BA09 Pro

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まずこちらはトランスミッターと呼ばれる音を送信するものです。
TaoTronicsというメーカーの商品で、イヤホンやスピーカーなどを販売しています。

おそらくよく使われているのは、テレビにトランスミッターを接続して、テレビの音をワイヤレスイヤホンで聞くという方法でしょう。

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いいところ

  • aptx-Low Latency対応
  • レシーバーの電源を落としても勝手に電源が切れない
  • どのコーデックになっているか見てわかりやすい
  • 2台同時接続が可能
  • バッテリー駆動もできる

FiiO BTR3K

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次に紹介するのはFiiOというメーカーのBTR3Kです。
こちらは無線の音を受け取るレシーバーです。

BTR3Kに有線イヤホンを接続することで「ワイヤレス化」にすることができます。
ワイヤレスイヤホンもいい音と言われるものが増えてきましたが、それ相応の価格になりますよね。
有線なら安価でも十分なイヤホンが買えるので、BTR3Kと合わせると結果的に音が良く、あまりお金をかけずにワイヤレスイヤホンにできます。

ただ、完全独立型のワイヤレスイヤホンと比べるとスマートではないので、そのへんはお財布と相談ですね。

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いいところ

  • aptx-Low Latency対応
  • 小さい 軽い
  • 有線イヤホンが使える
  • USB Type-Cで充電できる

流通しているワイヤレスイヤホンではだめなのか

「オーデイオインターフェースから出ている音をできる限り遅延させずに無線に替えたい」という理由だったので、選択肢は「aptx-Low Latency対応のワイヤレスイヤホンかレシーバー」になりました。

aptx-Low Latency

aptx-Low Latencyというのは音声圧縮コーデックの種類です。
幅広く使用されているのはmp3とか、AACとかですね。
この圧縮方法によって音が良いとか、データが軽くなるとかいろいろあるみたいです。

で、その中でaptx-Low Latencyというのは「限りなく遅延がない」コーデックなんです。

オーディオインターフェースのダイレクトモニタリング機能

「とにかく遅延が無いのがいいのね。で、なんで?多少遅延があっても問題なくない?」って思うかもしれません。

大アリなんです。
オーディオインターフェースにはマイクが接続されています。
ディスコードなどで会話をする際にはそのマイクを使っていて、自分の声が返ってくるようにダイレクトモニタリング機能というのを使っています。

普段イヤホンをしていないときは、なんとなく自分の声が聞こえるので

「自分が今どれくらいの音量で話しているのか」
「どういう発音をしているのか」

を無意識に判断して、問題なく会話ができます。

これがイヤホンをして耳をふさいでしまうと、先ほどの音量や発音の部分がはっきりしなくなってしまい、非常に話しづらくなります。

また、ダイレクトモニタリング機能は「遅延無し」で問題なく会話することができますが、遅延があると喋れなくなります。
何を言っているのかわからないと思いますが、自分の声が遅れて聞こえてくると人間は喋れなくなるんです。

以上の問題から遅延なしに近い機能は必須で、かつ安価でaptx-Low Latencyの環境を作れるのがFiiO BTR3Kだったというわけです。

問題点

そんな2つの機材にも問題点があります。
正直どちらが原因で起こっているのかわからないこともあるので、こちらにまとめました。

  • トランスミッターをPCで電源供給するとノイズが出る
  • 映画や配信、Youtube動画などの小さい音をカットしてしまう
  • 10メートル近く離れたあとに戻ってくると、接続が切れたわけではないのに多少遅延が起きる場合がある。
  • BTR3Kを起動した際に、自動で接続されないことがある
  • 遅延処理は完ぺきではないので、「双子の自分がほぼ同時に喋っている」くらいの遅延はある。ただ、会話は問題なくできる。
  • aptx-Low LatencyでBTR3Kを使用するとバッテリーの持ちは7時間ほどになるので、一日中つけているにはちょっと物足りない

こんなところです。
ノイズに関しては別のところから電源供給することで解決できました。

一番残念だなと思うところは映画や映像を見ているときに、小さい音がカットされてしまう問題です。
これはおそらくトランスミッター側の問題なのかなと思っています。
飛ばせる周波数の帯域が狭いのでしょう。

映画の静かなシーンや、会話の終わり部分など、フェードをかけたように音が消えていきます。
環境音だけが流れているようなBGMも聞こえなくなってしまいます。

しっかり音がなっている音楽などは問題なく視聴できるので、割り切って使っていますが、この点だけ残念だなと思いました。

まとめ

興味本位で自分のPC環境を無線にしてみました。
問題点はいくつかあり、現在流通している技術では有線じゃないとどうにもできないなという部分もありますが、おおむね満足しています。

Dawを使っていても遅延はほぼ感じないです。演奏するわけではないので、打ち込みも問題なくできます。

そして懸念していたダイレクトモニタリング機能を無線で補えるか問題も、許容範囲内です。これが使えなかったらすぐ売ろうと思っていたので。

そのうちもっと遅延が少ない規格や商品が出ると思うので、ちょっとずつアップデートさせていきたいですね。




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