グラフィックノベル『サブリナ』を読んだ感想

ニック・ドルナソという方の『サブリナ』という作品を読みました。

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なんともジャケ買い甲斐のありそうな表紙。
結構分厚い・・・

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存じなかったのですが、ブッカー賞という名誉ある賞にノミネートされた作品だそうです。
グラフィックノベルという聞きなれないジャンル。

どんな本なのか

中をのぞいてみると均等にコマ分けされ、代わり映えしない画で淡々と話が進んでいきます。
ざっくりと内容を話すと、サブリナという女性が失踪してしまい、それを機に周囲の人間にいろいろ起こってしまうというお話です。

全体的にどんよりとしていて、決して明るい本ではないです。

作者がこの作品を描いた背景には「恋人が誘拐されて二度と会えなくなってしまうのではないか」といった被害妄想があるそうです。

作中ではサブリナがいなくなってしまってから恋人が疲弊していき、おかしくなっていく様子も描かれています。

加えてサブリナの失踪に関して、フェイクニュースや匿名SNSの心無い声などが横行します。
そのような不明瞭な声に対してただ嵐が過ぎるの待つように過ごすサブリナの関係者。

読む人によっては「怖い」とか「辛い」と感じる作品だと思います。
僕は最近の「正義の鉄槌が飛び交っているインターネット」にマヒしてしまって、この作品を読んでもあっけらかんとしてしまいました。

SABRINA_02

グラフィックノベルというジャンルで、なんとも無機質な画、キャラクターの表情もふわっとしていたからそう感じたのかもしれないです。

真正面から受けたらまあまあつらい気持ちになったかもしれないです。

2019年ごろの取材には、本作について「もう見たくない」「描くんじゃなかった」と答えている
wikiより

気になる方はぜひ読んでみてください。




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